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都会の人間関係砂漠説は嘘だ:うちの母親に学べること [リフレクション・クロニクル]

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都会の人間関係砂漠説は嘘だ」っていうロバート・サンプソン(Robert Sampson) さんの記事を読んだんですけど、これはまあ、実感として、その通りだと思います。



よく言われるのが、「大都市では人間関係が希薄で、隣近所に誰が住んでるのか分からない」というものです。





確かに、孤独死であるとか、中高年ニートであるとか、社会から孤立している方というのは相当数いらっしゃるんだと思います。私も、近所付き合いまったくなし、仕事なんてしたくない、という方から相談をいただいたりします。



かといって、その人らが孤独かというと、そんなことはなくて、何かしらのつながりは持っているわけです。クロネコヤマトのサービスドライバーとか、生協とか含めてですね。



あるいは、本を買うお金がもったいないということになったら図書館にだって行くし、コンビニの新商品を楽しみにされてたりする。お店の人だって、そんなつっけんどんなことはなくて、何度も来てくれるわけだから、しばらくしたら話しかけてくれたりします。



そういった、深い話はできないけど、ゆるやかな人と人とのつながりというのはあるわけです。





ただ、やはりちょっと踏み込んだ話というのは人を選びます。家族と同居しているが話が通じない、いつも抑え付けられてばかりいる、終いには早く働けといってきて、どうにも我慢ならんというところで相談がある。



カウンセラーとか、病院とか、選択肢はあるのかもしれませんが、病人ということになったらたまらないわけで、こういう事情を踏まえると、これからますますそういったニーズを引き受ける民間のサービスが発達するんだと思います(新たな宗教も増えるでしょうね)。





田舎に行くと(横浜にもまだありますが)、近所の人のことばかり言ってる人がいます。もう、自分のことよりも、自分の家族のことよりも、よっぽど他人が気になるらしく、親しげに話してきますが、じつは情報収集しているという、諜報員のような方です。事情通なので深い話はしやすいですが、あっという間にご近所中に広まっている。そうやって、田舎の世論が形成されていくんです。



こういう人との関わりも必要なのか、いくら田舎は地域ぐるみでっていっても、これを絆とかといえるんだろうかと考えちゃいますね。





しかし、なかにはいい関係性を保っている地域もあって、こういうところは何が違うんだろうかと考えてもいます。



私の母も、閉鎖的な田舎の集落(中山間地の限界集落)を抜け出して、小さな街でのびのびとやっています。



古い価値観からすれば、変わりもんなんでしょうが、カフェで友だちとあれこれ語りあったり、たまに孫たちに会いに飛行機で飛んできたり、アパートで詩集や小説を読んだりして楽しんでいます。



まるで生き直しているようなんですが、こういうのを見てると、人間関係砂漠説がどうとかというより、いかに個人が自立し、自由に生きられるかに尽きるなと思いますね。

五月病の活かし方 [セキュアベースのカルチャー]

alone on the school bus
alone on the school bus / woodleywonderworks






五月病の現実




ゴールデンウイークが終わりました。ついに日常生活が始まります。





慣れない新生活に戸惑い、慣れるのに精一杯だった4月。



疲れきった身体と心をリフレッシュした5月の連休。





そしていよいよ、地に足をつけ、課題に取り組む時期がやってきました。





ところが、ここにきて五月病が発症します。



仕事や学校に行くモチベーションが失せてしまい、何をするのにもやる気が起こらないのです。





セキュアベースでも、毎年この時期になると、世代を超えて、多くの方から相談をいただきます。







五月病とは何か?




身体に生じる不快な症状は多彩です。頭が痛い、肩こりがひどい、背中が痛い、腰が痛い。



あるいは、気持ちが悪い、吐き気がする、熱がでるなど、季節や気温、気圧などによっても違いがあるでしょう。





たとえば、「喉が渇いた」のであれば、水分補給を早急にすれば渇きはおさまります。バランスを崩していた代謝も回復するでしょう。



あるいは、「ふらふらする」「力が出ない」ということであれば、塩分の補給によってシャキッとするはずです。





このように、身体のバランスを回復させる方法は極めてシンプルです。





ところが、話が慢性痛になるとやや複雑です。ケースによっては精神状態とも深くリンクしているからです。



というと、すぐに仮病扱いしたり、気の持ちようという人がいますが、これは人間特有の情動反応です。身体と感情が強く結びついているからこそ、こうした問題が発生するのです。





先の慢性痛や慢性疲労、あるいは、燃え尽き症候群や過敏性腸症候群においても同様ですが、度重なるストレスが交感神経を過度に働かせると、脳(右前頭皮質)は過度に活性化されてしまいます。その結果、コントロールし切れなくなるのです。



ですから、五月病になったときに、まずはそのコントロール感を取り戻さなければなりません。スケジュールを調整するなどの健康管理が必要です。







なぜ、五月病はチャンスなのか?




痛みや情動をコントロールする方法には、たくさんの研究があります。セキュアベースも、日々新しい方法論を模索しています。





そこで共通していることは、それほど派手なものではありません。どちらかというと、マインドフルネス瞑想など、東洋思想に注目が集まっています。





シンプルにいえば、「今ここ」に集中する技術ということになるでしょうか。



呼吸数を少しずつ減らし、心を落ち着け、浮わついていた足をしっかり地につける。



そうすれば、確かに、交感神経の過度な働きは抑制されます。





そして何より、「今ここ」にある課題から眼をそらさず、解決に向けて集中することが欠かせません。





グレート・リセット―新しい経済と社会は大不況から生まれる」の著者である、都市経済学者リチャード・フロリダによれば、現在は所有から共有への移行期なのだそうです。



「現在のリセットは、不動産・家具クルマなどを所有することではなく、さらなる柔軟性と少ない借金、家族や友人たちと過ごす時間、報いある自己開発、より豊かな経験へのアクセスによって、よりよい生活をする機会を約束するものだ。」





過去の第1次リセットでは、農村や小さな街から、都会に人が移動し、工業都市へ移行しました。



今回の第2次リセットでは、郊外が無秩序に拡大し、大都市圏ができると予想されています。



国境を越えて、都市と都市とが結びつき、人の移動が盛んになる時代がやってくるのです。





その時に必要なのは、クリエイティブなアイディアを運ぶインフラだけで、あとはすべてレンタルでまかなうようになるでしょう。





所有から共有へと価値観が変わる現代に重要なことは、個々人が能力を発揮しつつ、人々がつながることにあるはずです。



五月病は、今、自分がおかれている環境が、これからの時代性にマッチしているかを見極めるうえで、考えるきっかけになるチャンスではないでしょうか。





身体は無意味に調子を崩したりしません。



その痛みや不調から、身体や脳が訴えているメッセージを読み取ってみませんか?